インフラ屋の戯言

社会に対して思うこと、テクノロジーとアートのこととか書いていきたい

感情のコントロール

人間はいつになっても不安定な生き物だ。

特に私なども、いつまでも精神的に幼さが抜けず、これはこれで一生自分の性質として付き合っていかなければならないのかもしれない、と受け入れようとしている。

今年で27の齢になる。30も目前に控えてきたにも関わらず、個人的には18歳くらいから特に大した成長も無いままである。

そんなことを感じつつ連休を過ごしてきたのだが、世間に目を向けると同じような悩みを抱えた人たちも割と見かける。

その中でも感情の起伏が激しい人の方が、より悩みを増幅しがちな傾向にあるようだ。

いわゆるメンヘラ気質なのかもしれないが、こういった人には論理的に諭そうとしても聞き入れてくれないケースが多いと思うので、治療が必要になる。

時間の経過だけではメンヘラを治すことは正直しんどい。自分でなんとかしなければならないのだけど、簡単な方法としては、一日一回、自分と対話をしてみることがあげられる。

私も実践している事なのだけれど、対話といっても、言葉のキャッチボール程度のことで、「自分が今考えていること」、「これから何がしたいか」、などなんでもいいから口に出すだけ。簡単なことだが、いざ意識してやってみると思考が整理されてとてもクリアになる。

怒りっぽい人にはよく効くと思う。これに加えて継続的な読書習慣などが効果的。

感情の抑制ができない人は、結構な確率で本を読まない人が多い。これは個人的な経験則。

読書とは基本的に他人の思考を自分の中にインプットするに過ぎない作業だ。

しかし、10冊、20冊と量をこなして読んで行くうちに自分の頭に新たなニューロンが形成され、次第に感情が穏やかになる感覚を覚える。

あなたの身の周りにいる本をよく読む習慣があるような人は、必要外に怒らない人ではないだろうか。おまけに読書を続けるだけで人としての深みも出てくる。

一例に過ぎないが、このようにして私は自分の感情をうまくコントロールしてなんとか生活をしている。怒らないことは人生においてとても有意義なことだ。

怒りは一瞬であれ、そのことで頭がいっぱいになり、視野がとても狭くなる。理解力も通常より著しく低下する。周囲から人が居なくなる、など、いいことがない。

 

感情のコントロールは人生をより豊かにする方法だということを世の中の多くの人に知ってもらいたい。