インフラ屋の戯言

社会に対して思うこと、テクノロジーとアートのこととか書いていきたい

リアリズムの表層感覚

私は自分でもはっきりと自覚できるくらいの強烈なリアリストであり、合理主義者だ。

人間にとって、夢や目標に向かい邁進することは美徳であり、尊ばれるものである。

 

「若者は大きな夢や大志を持て。」

幼いうち、大人は自分より年少のものに対してそんなことを言う。

しかし、努力して行くうち自分にはできないと現実を突きつけられ、虚勢され改ざんされる若者の未来。

私は自分に出来得ると確信したことしか目標にはしないことにしている。人間は宝くじのような一発逆転劇を追い求めたがるものだが、そのような大きな波というのは通常、起こり得ないのである。

 

いわば1がいきなり100になることがあり得ないのと同義で、正しい段階を踏まえ、堅実に自分と向き合い、創意工夫のもと1から2,3,4…と積み上げて行くことが現実的であり合理的なのであって、意外と世の中の人間がこのようなことも意識出来ず日々を無為に過ごしているのを見るとなんともいわれぬ心持ちになる。

 

自分を知るには現実を知り、世間を知ることから始まるのだと思う。