インフラ屋の戯言

社会に対して思うこと、テクノロジーとアートのこととか書いていきたい

日本の教育が抱える問題点

結構長い間反復して、日本の地方教育ってどうにかならないものかと考えている。

 

地方教育の何が一番問題で罪なことかというと小中高大全てで均質的な授業形態をとってしまっていること。全員前ならえして、同じ方向を向かせて教育することが正義だと思ってる教育者が一定数存在する。

 

都会だと私立の進学校は個々人で好きなように好きなことを勉強する価値観が醸成しているけど、地方校だと一部を除いて上記の古臭い価値観がまかり通っちゃってるので、ぶっ飛んだ天才、秀才が出てこないし、仮に素質ある人間がいても育てられない。

 

そもそも地方だと勉強することの有意性が学生側に正しく認知されていない文化が根付いてしまっているので、そこも根幹から変えないといけないと思うのだけど、人口減少しまくってる東京以外の地方を都市開発して発展させたとしても、そこで育つ子供たちが居ないから開発することのメリットがあまり無い。

 

早い話、やる気あって頭もそこそこにいいやつはさっさと地元を捨てて、都会で充実した教育を受けた方がいい。これは若ければ若いほど高い学習効果が期待できる。

 

教育の大罪の責任の一端は文科省にあるのではと思っていて、余計な私立大学の乱立を認可しすぎて、完全に大学側が飽和し切ってしまった。2017年度時点の大学総数746校のうち、定員割れする大学が40%(300校ほど)程度存在する。18歳人口は、1990年の200万人から2017年は120万人に減少したが、大学進学率は、30%程度から50%超へと増加。

 

受験生が減っているのに大学を増やすこの矛盾。本当に必要な大学だけ残して、そうでない大学を廃止または統合する向きも出てきている。

 

とは言うものの、スマホとパソコンの普及で学校に行く必要もなくなってきたので、AIの台頭とかも加味して新しい教育のスタイルが今後5〜10年くらいの期間で一新されるんだろうなあと期待してはいる。