インフラ屋の戯言

社会に対して思うこと、テクノロジーとアートのこととか書いていきたい

問題発生に対する原因分析

仕事していると、毎日問題に出くわす。

人間の本質的な仕事は、この出くわした問題を解決することに尽きるといっても過言ではない。

とある小売商が「自分の店の商品が売れない」というような問題に直面したとする。この場合の解決策を「商品が高いから売れないのだ」と見定める。

ここに大きな落とし穴が存在する。

 

というのは、問題が発生したときに、なぜその問題が発生したのかの原因を調査・分析しなかった為に、間違った解決手法をとってしまうことがある。

 

小売商の採った「自分の店の商品が売れない」という解決策を実施しても、「商品のニーズが顧客の需要にそぐわないものだった」という別の問題が原因だったのだとしたらそれはうまく商品を捌くことができないのは当たり前だ。

 

上記を踏まえ、問題が発生したときに人が辿らなければならない正しいプロセスは以下。

「①問題発生 ⇨ ②原因分析 ⇨ ③解決策の実施」

これができないために多くの人は見当違いの解決策を生み出す。

 

私も指摘されて初めて気づくことができた。自分の頭ではわかって居たつもりでも原因分析のプロセスは端折りがちだ。

問題というのは、新しいものよりも既存のものが多く、それに対して実施したことがある解決策があった場合、人の思考は自動的にその既存の解決手法をたどる。

 

この点を意識して、仕事に取り組むと手戻りも少なく、作業が確実に終わらせられることだろう。