AIは人間の脅威か
新井紀子さんによると、我々が生存している間には、シンギュラリティ(技術的特異点)は到来しない見立てが立っているらしい。
人々の職を奪いかねんと恐れられているAIについて、今のところまだ発展途上だ。
とは言っても専門性のいらない仕事については、10年以内にAIが侵食してくる。仕事にあぶれないように学問的な基礎体力を研鑽する必要に迫られている。
MUFJとかみずほとかのメガバンクが先陣を切って、行員を大幅リストラしまくっているので、推測すると銀行の窓口は誰にでも勤められる仕事だったのだろうか。
人間はAIには出来ることがない仕事をすることを求められている。人との心のつながりを求められる医療職(医師、看護師、理学療法士、作業療法士)または、無から有をクリエイトするアーティストなど。副業推進かつ働き方改革のこの時代だからこそ、仕事は都市部を中心に随分と多様化してきた。
私も今でこそSEの端くれではあるが、この先この職が安定だとはとても思えない。だからこそSEとは別に新たな肩書きを持つ必要があるとは思っている。
仕事観は人により様々だが、私の場合、仕事など程々に頑張って他にも色々なこと(趣味や遊び)に時間を使うべきだと考えている。商社や代理店や外資コンサルなどでは部署にもよるが、激務のところが多い。そのため、人は簡単に心労を患ってしまう。
日本人にありがちな我慢して努力を続ければきっと報われると言った徹底した努力信仰に縋ったままだと身を滅ぼしかねない。そういう完全主義な人がいるのはいいことだが、そういう時こそ少しだけ肩の力を抜いてAIにでも任せればいいのではないのだろうか。
個人差はあるが、付き合い方次第でAIは本来期待されていたような、素晴らしい恩恵をもたらしてくれるはずだ。