インフラ屋の戯言

社会に対して思うこと、テクノロジーとアートのこととか書いていきたい

20160701

今日はpodcastバイリンガルニュースから「EU離脱について」のネタを仕入れてきたので、それについてつらつらと書きます。

僕はこのニュースをリアルタイムでは全然追っていなかったので、緊迫感とか、離脱が決定してしまったときの大変さとかといったバッググラウンドについては全く考える余地もありませんでした。なので、事後に僕なりに視てきたニュースから色々かいつまんで主題に上げていきます。

まず国民投票で「離脱派51% 対 残留派49%」という投票率で議案が完結したとのことでしたが、ここで完結させてしまうのは凄く大きな問題ですよね。

どちらにも一定の支持者が存在する場合に限り、投票というのは公平性に欠ける部分が露呈します。そこで現在イギリス国内では再度の国民投票を行うかの可否を問われているわけです。

次の大きな問題としては、離脱残留の両派において支持する層にジェネレーションギャップが生じているとの事。離脱=中年以降の高齢者、残留=若年層、といった具合です。

若者たちは政治経済的問題、教育的問題などこれからさまざまな問題に直面するわけですが、そういった内情も考慮しないまま、投げやりな投票で離脱を支持する高齢者が一定数居たことに対して憤りを隠せない様子です。

まあ自分も若年なので擁護するわけじゃないですが当然っちゃ当然ですよね。

EUから離脱するという事はこれまで連合内で確立されてきた風習だとか、たとえば経済面での変化、工業面(インフラ建築)等での変化、さまざまな要素があるわけです。風習とか慣例とか1から構築する事を考えたら、とにかく物凄い労力を要しそうですね。

こういった事態を防ぐ意味として残留派の人達は投票したようなのですが、どうにも上手く行かなかった。というか国内でも「この国民投票でどっちに転んだからどうなる」みたいなことを完全に把握できていた人のほうが少なかったみたいです。

政府の説明不足もあったのかな。まあ次回の投票における猶予期間なども設けられているそうなので、次回はきっちり理解した上で投票がなされることだと思います。